雑談の効果①

毎日多くの人と会話をする中で、「雑談」の大切さについて改めて思うことがある。

雑談はコミュニケーションの主役にはならないけれど、間違いなくその後の関係性に大きな影響を与えていると感じている。

 

そこで、雑談が相手との関係性にどのような効果を生み出しているのか考えてみた。

 

まず雑談が与えてくれる最大のメリットは、相手との親密度を高めるきっかけになることであると考える。

当たり前のことだが、会話をしないとその人の雰囲気や人柄、考え方は分からない。だから雑談はその人となりを知る最初の一歩になるのだと思う。

 

確かに、職場のお手洗いで偶然会った時に「今日も暑いですね」とか「最近どうですか?」と聞いてくれる人は親しみやすいなと思ったし、なーんにも話さない人ももちろんいた。何も話さない人が悪いわけでは決してないけど、話してくれる人と比べるとその相手に抱く印象は明確に変わっていた。

 

カナダのウィンザー大学の研究では、職場にあるウォーターサーバーに水を飲みに行った時に雑談をする人としない人とで、社内での印象や評価にどのような違いがあるか比較した。

結果、雑談する人は雑談しない人と比べて好感度が高く、その人の能力に対する社内評価も高くなっていたらしい。

 

雑談するとしないとだけで、社内評価が変わったり、プロジェクトに採用してもらえたりもらえなかったり、自分の意見が通りやすかったり通りづらかったりするのであれば、雑談の重要性は火を見るよりも明らかである。

 

たかが雑談だけど、されど雑談。

雑談の質も大切なので、それはまた今度。