ズートピアの要約(後半)

知らず知らずにニックを深く傷つけてしまったジュディ。更に次々とズートピアにいる肉食動物が凶暴化していきます。やっぱり体内に埋め込まれたDNAには抗えないんだ、いくら共存ができるようになっていたって、根っこは草食動物を襲う獰猛な生き物なんだと、人々は肉食動物の排斥を訴えるようになります。

自分の中にも差別や偏見があったことに気付いたジュディは、この件に関して後悔と責任を感じて、念願叶った警察官の仕事を辞職し田舎町に戻って行きます。

 

それから数日後、実家の手伝いをしていたジュディは、肉食動物が凶暴化してしまう原因が「ある花」であることに気付き、冒頭の花屋強盗に関連していると睨みズートピアへと急ぎます。

ニックに自分の過ちを詫び、肉食動物が突然凶暴になったのは、誰かが意図的にこの花の特性を利用しているはず!と説明し、またタッグを組んで事件解決のための冒険が始まります。

ここのニックが本当にカッコ良くてですね、、きつねに恋することってあるんだなと思いました笑

 

この事件の黒幕は誰か。

なんとずっとジュディを応援してくれてた、元副市長で現市長(ライオンの元市長はクビになってます)のひつじ、ベルウェザーでした。ベルウェザーは草食動物をいつも虐げてくる肉食動物に憎悪を抱き、肉食動物を凶暴化すれば世間が恐怖に陥り肉食動物を排除して、草食動物だけの世界を作ろうと企んでいたのでした。

 

ニックとジュディはベルウェザーの作戦にハマり捕まりそうになりますが、機転の良さと抜群のコンビネーションで見事ベルウェザーの悪事の証拠を掴み、事件を解決へと導きます。

 

その後、ニックはジュディの勧め通りに警察学校を卒業し、きつね初の警察官になります。ニックの相棒はもちろんジュディ。ズートピアの治安を守るべく、うさぎときつねの最高のコンビの最初の1日が始まるところで物語は終わります。

 

いろんな動物の特徴がユーモアたっぷりに描かれていてクスッと笑えつつ、人間の世界にも通ずるような根深い差別や偏見の問題についてもハッとさせられる、メッセージ性の強い作品です。