ズートピアの要約(前半)

映画【ズートピア】とは、肉食動物と草食動物が共存する大都会「ズートピア」を舞台に、田舎育ちのうさぎ、新米警察官ジュディ・ホップスと、都会育ちのきつね、詐欺師ニック・ワイルドの二人が主人公のディズニー映画です。

可愛らしい動物たちの世界観の中に、人種差別や偏見に対するメッセージが鋭く切り込まれていて大人が観ても十分に学びのある作品です。

 

物語は幼い頃のジュディが警察官を目指すところから始まります。「うさぎの仕事はニンジンを作ること」だと言われながらも、持ち前の勤勉さでうさぎ初の警察官になります。憧れの大都会「ズートピア」に配属され、胸を躍らせていましたが警察官らしい仕事は肉食動物たちに任され、ジュディの仕事は駐車違反の取締り。納得できないジュディでしたが、与えられた仕事を一生懸命こなします。

その中で都会育ちのきつね、ニックと出会います。ニックは詐欺師。ジュディがニックの詐欺について詰め寄りますが、飄々とかわされジュディの初日は終わります。

 

翌日、ジュディは花屋の強盗事件を解決します。が、署長からは職務放棄だと責められます。その時に、あるカワウソが「行方不明になった夫を探して欲しい」と署長にお願いしにきました。近頃ズートピアで問題になっている、肉食動物ばかりが行方不明になっている事件の被害者の家族でした。ジュディが勝手に「わたしがご主人を探します」と約束したことが署長の逆鱗に触れ、「48時間以内に解決できなければ、お前はクビだ」と言われます。

 

調査をする中でニックが事情を知っていると睨み、ニックの脱税の証拠を持って脅して捜査に協力させます。最初は邪魔ばかりしてくるニックでしたが、ジュディが肉食動物ばかりの職場の中で、草食動物であるが故の苦労と境遇を知り捜査に協力してくれるようになります。

また、ジュディもニックの辛い過去の心の傷を知り、次第にニックのことを相棒として接するようになります。

 

肉食動物がなぜか突然凶暴になり、凶暴になった肉食動物が市長のライオンの手によって収容されていたことを突き止め、事件は解決。

肉食動物は凶暴になってしまっているけれど、行方不明者を全員見つけ出すことに成功しました。

やっとジュディは周囲から実力を認められ、ニックに警察官になることを勧めますが、事件解決の記者会見の中で図らずも肉食動物に対して差別的な発言をしてしまいニックに絶縁されてしまいます。

 

事件は解決したと思いきや、まだまだ物語は続きます。